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EXPOレポート

万博会場からDNP社員がレポートをお届けします。

2025年5月28日

大阪ヘルスケアパビリオンでメタバースによる新たな文化体験イベントを開催!

2025年5月2日・3日、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン前にあるイベント広場「リボーンステージ」で、DNPは「Come Together!― 未来はいろいろな輝きに満ちている DNPのテクノロジー ―」と題したイベントを開催。メタバース空間で楽しめるコンサートや、微生物で電気を生み出す技術の紹介など、DNPのブランドステートメント「未来のあたりまえをつくる。」を体感できる多彩なプログラムが展開されました。今回はその様子をレポートします!

メタバースで伏見稲荷大社を体験!

京都の名所・伏見稲荷大社の千本鳥居が、メタバース空間に登場。DNPが作成した高精細な3D仮想空間では、願いごとを残したり、自分の鳥居を建てたりと、リアルさとインタラクティブ性を兼ね備えた体験が可能でした。

メタバース空間の伏見稲荷大社本殿前 / 実際にお参りしたことのある筆者も、その臨場感に驚きました。まるで本当に現地にいるかのような感覚があります。

千本鳥居 / 本殿奥のエリアにある千本鳥居には、体験した人たちの名前が刻まれた鳥居が並んでいました。

イベントには伏見稲荷大社の神職も登壇し、「普段は人でにぎわう境内を、静かな空間として体験できたのが新鮮だった」と語られていたのが印象的でした。

海外と会場、リアルとオンライン。みんなの演奏を一つにつないだ新しい音楽体験

DNPグループの社員とそのご家族で構成された音楽団体「DNPフィルハーモニック・アンサンブル&合唱団」が、大阪大学の学生団体「a-tune」とコラボして、リアルとオンラインを組み合わせたコンサートを開催しました。
このコンサートでは、事前に収録したDNPフィルと海外各地からのリアルタイム演奏を、会場の生演奏と組み合わせることで、まるで同じ場所で一緒に演奏しているような一体感のあるステージが実現。技術の力で距離を超えた音楽体験が生まれました。
さらに、DNPがバーチャル万博で展開している「きづきの杜」でも配信され、リアルとデジタルが融合した、新しい形のコンサートとして多くの方に楽しんでいただきました。

演奏に合わせて手拍子が起きるなどリアルな演奏会として盛り上がっていました。

世界各国の奏者とオンラインでつないで、一体となった演奏が行われているという筆者自身はじめての体験!

スマートフォンで「きづきの杜」からも参加。音楽が言葉や距離を超えてつながる体験に、技術の可能性を強く感じました。

化学やアートの「未来のあたりまえ」

メタバース以外にもDNPならではの技術を活かしたプログラムが多数登場。
大阪公立大学LAC-SYC研究所、株式会社TMEICと共同で研究・開発している「微生物電池システム」。これは電気を発生させられる菌を活用して、排水処理の過程で電気を作ってしまおう、という試みです。菌を格納するための微細なセル構造には、DNPの超微細印刷技術が活用されています。
会場では、DNPの生成AI技術を活用した「だけアート」も体験できました。参加者が「好きな動物」と「オノマトペ」を選ぶと、それに合わせたユニークな画像が自動生成されます。
生成された画像は、その場で一緒に写真撮影ができる仕組みになっており、まさに“自分だけのアート”と“自分だけの写真”を楽しめるコンテンツとして、多くの来場者に好評でした。

微生物電池システムで使われる菌を格納する実際のシートです(大阪公立大学LAC-SYC研究所作成)です。ぱっと見ではわかりづらいのですが2マイクロメートルほどの菌を格納する微細な孔(ハニカム)があるそう。超微細印刷技術が発電に活用されているのは知っていても、実際に手で持ってみると「おぉ…」と感激しました。とても細かい!

DNPが出版した公式キャラクターの絵本の読み聞かせ会も開催されました。

「だけアート」で生成された動物と私です。何とも言えない姿と、トゥルフィンという自動生成された名前が面白かったです。

少し先の未来を体感

大学や企業との共創を通じて広がるDNPの技術は、新しい文化を生み出し、「未来のあたりまえ」を実感させてくれました。
少し先のより良い未来を感じられてワクワクできる。そんな特別な経験をした2日間でした。

私が行ってきました!

DNPコミュニケーションデザイン

筑田