2025年4月8日
大阪・関西万博のバーチャル会場に“未来のまなび”を共創する「きづきの杜」を公開
大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のバーチャル会場である「EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~」に、“未来のまなび”を共創する場「きづきの杜(もり)」*1を2025年4月12日(土)公開します。利用者は本バーチャル空間内の森を散策し、文化財やいきものとの出会いを通じて、学びのきっかけとなる「気づき」を触発する体験ができます。
技術革新やAIの登場などを背景に、社会の変化が急速に進む中、未来を切りひらく人材の育成が急務となり、学校現場では探究学習の導入が進められています。DNPは、“探究的・創造的な学び”を支援するプラットフォームとコンテンツを提供する事業開発を目指し、大阪・関西万博の期間中にバーチャル会場に構築した「きづきの杜」を活用した実証を実施します。
バーチャル会場「きづきの杜」を開発した背景と狙い
DNPは大阪・関西万博で、中島さち子プロデューサーによる、遊びと学びを表現するシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」にゴールドパートナーとして協賛しています。中島氏の“国境や人種や年齢や立場などの分断をこえて、いのちを高め合い、未来の希望を共創する”という趣旨に賛同し、パビリオンの展示・体験の企画・制作に関わっています。この協賛をきっかけに今回、万博のバーチャル会場のバーチャルパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」内に「きづきの杜」をオープンします。
DNPは、「きづきの杜」を起点に、これまで培った情報加工技術やコミュニケーション創出のノウハウを強みとして、人々がつながり合い、多様な文化・社会がともに刺激し合う時代を想定し、未来を拓く力を育成する「まなび」を創出していきます。
バーチャル会場「きづきの杜」を活用した実証
教育関連団体や自治体、民間事業者等と連携し、デジタル空間である「きづきの杜」を活用した取り組みを下記の観点で推進していきます。
- 探究的、創造的な学びのきっかけとなる“気づき”を触発する体験設計の実証
- 学校や地域の枠を超えた交流、及び日本と海外をつなぐ国際交流の実証
- 学校現場の探究学習におけるバーチャル会場活用のあり方を検討
バーチャル会場「きづきの杜」の概要
バーチャル会場「きづきの杜」は、国内外のさまざまな文化財やいきもの等を配置し、利用者が散策を通じて、それらと出会えるように設計しています。また、文化財やいきものが利用者に「問い」を投げかけることによって、“考える機会(気づき)”を提供します。 また、バーチャル会場「きづきの杜」内の文化財やいきものの詳細や未来について考えるヒントを掲載した特設Webサイト「きづきの杜」を公開します。利用者はこのWebサイトで、バーチャル会場での体験を振り返り、自分自身の視点・観点などを広げることができます。
○学びはじめを触発する文化財やいきもの
今後の展開
Society5.0の実現に向けた教育・人材育成のあり方に関する内閣府・文部科学省・経済産業省での議論では、「主体的・対話的で深い学び」による資質・能力の育成、「持続可能な社会のつくり手」の育成等が検討されています。その中では、従来重視されてきた知識学習とは異なる“探究的・創造的な学び”が重視され、多様な視点やアイデアを持つ人々が居住地や年齢等を超えて主体的につながる学び合いや社会とつながる実践的な学びが重要となります。
DNPは、“未来社会の実験場”である大阪・関西万博での取り組みを通じて、多様な企業、団体との共創を拡げ、バーチャル空間の活用や文化・芸術体験の導入等を通じた学び合いを実践し、活力ある未来を創造する人材の育成を実現する事業の創出を目指します。
*1 「きづきの杜」バーチャル会場URL(ご利用にはアプリのインストール等が必要です) → https://contents.ssv.virtualexpo.expo2025.or.jp/deeplink/cushion_page.html?SpaceId=SS-828108
*関連情報 : より良い未来 _DNPがつくる「学びの未来」を知る → https://www.dnp.co.jp/mirai/education/
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
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