2025年4月14日
D&Iを推進する社内イベント 第5回「ダイバーシティウィーク」を開催
社員の行動変容を促す多彩なプログラムに1万人以上が参加
大日本印刷株式会社(DNP)は、2025年2月12日(水)~28日(金)に、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I:多様性と包摂)」*の一層の推進と、社員の当事者意識の向上を目的とした社内イベント、第5回「ダイバーシティウィーク」を開催しました。本年は「インクルージョンループをまわそう!」をテーマに掲げ、26種類の多彩なプログラムをリアルとオンラインで実施し(一部は手話通訳付き)、全グループ社員の約3分の1にあたる約12,000人が参加しました。
DNPグループは、「ダイバーシティ経営中期ビジョン」を掲げ、各職場で「インクルージョンがあたりまえになっている」状態の実現を目指しています。その中で、「挑戦の支援」→「経験の評価」→「やりがいの称賛」の循環から価値を生み出す「インクルージョンループ」を実践しています。今年の本イベントでは、グループ全体でのインクルージョンループの認知を高め、各職場で社員の行動変容を促すことを目指しました。これにより、社員一人ひとりの力を高め、その多様な強みの掛け合わせによる新しい価値の創造につなげていきます。
第5回「ダイバーシティウィーク」の主な内容
◆社長メッセージの発信と基調講演・クロージング講演:
初日の基調講演には、「1%の挑戦から生まれる未来」と題して、安野貴博氏(AIエンジニア・起業家・SF作家)が登壇。AIという技術を通じて、多様な価値観やダイバーシティの重要性を再確認することで、個人やチームでの挑戦を促しました。
最終日には、「職場を変える考え方“ニューロダイバーシティ”の一員である私たち」と題して、村中直人氏(Neurodiversity at Work株式会社代表)が講演。一人ひとりの脳・神経の違いを理解し、多様な特性を持つ人々が協働することが、変化に強く、新しい価値を生み出しやすい組織風土を育むことを学びました。また両講演では、社長からD&I推進に向けたメッセージを発信しました。
◆心理的安全性やD&I推進に必須な人権について学ぶプログラム:
矢守亜夕美氏(株式会社オウルズコンサルティンググループプリンシパル)を講師とし、企業活動での人権尊重の必要性、企業が配慮すべき人権、人権侵害の事例などを学び、「ビジネスと人権」の重要性についての理解を深めました。
◆性的少数者・多数者の課題を共有し、ともに働くための企画:
トランスジェンダーの男性を主人公とした映画「息子と呼ぶ日まで」の鑑賞会を実施しました。本作品の監督である株式会社BAMIRI代表取締役CEOの黒川鮎美氏と主演の合田貴将氏(トランスジェンダー当事者)のトークショーも行いました。
LGBTQ+の当事者等も含め、全ての社員がともに働くことについて考え、お互いの思いを共有して、多様な個の包摂と応援・共感につなげる企画です。
◆数字で見るDNPの実態:
2024年4~5月にDNP社員約8,000人を対象に実施した「職場の実態調査」をもとに、キャリア形成に関わる職場でのコミュニケーションや、ジェンダーギャップと仕事の経験差の実態、男性育休のハードルなどについて、D&I推進の専門部署の社員2名が対話形式で解説しました。
◆大阪・関西万博との連動企画:
関西にあるDNPのコラボレーション施設「P&Iラボ・大阪」(ツイン21 JYOタワー)で、2025年日本国際博覧会協会の方による「大阪・関西万博の人権尊重の取組&ジュニアSDGsキャンプ」と題した講演を実施。本社地区(東京・市谷)以外で初めて、リアル会場でのプログラムを実施しました。
◆その他のプログラム:
- 「インクルージョンループカード」を作成し、期間中に全社員に配布。
- DNPグループでは各部門のトップがD&I推進委員長となり、D&I関連の活動でリーダーシップを発揮しています。この各委員長が「インクルージョンループをまわそう!」をテーマに行動宣言を行い、そのポスターを社内に掲示。社員の意識変容や主体的行動につなげました。
- 全国29カ所の社員食堂で、「インクルージョンループ」をイメージした「ダイバーシティランチ」を提供しました。
- 「各職場のインクルージョンループ」に関する川柳を社内Webサイトで募集~掲載。
- 有志社員による「わたしの『好き』がビジネスになるかも座談会」など、多様な講演・ワークショップを実施。
インクルージョンループカード
イベントを通じた社員の変化と今後の展開
第5回「ダイバーシティウィーク」終了後、グループ全社員を対象にアンケートを実施しました。
○ 約90%の社員が、テーマである「インクルージョンループ」について理解が進んだと回答。
○ 約72%の社員がダイバーシティウィークを通じて、行動変容があったと回答。
・ 部署内のメンバーそれぞれが主体的に挑戦できる方法を考えるようになった。
・ グループ内で個の挑戦を応援し、メンバー全員で助け合う雰囲気が生まれてきた。
・ 異なる意見を受け止める努力をしたいと考えるようになった。
こうした結果も反映しながら、DNPは今後も継続して「D&I」の取り組みを推進・強化していきます。社員一人ひとりの“多様な個”を活かし、その強みを掛け合わせて、社会の課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値を創出することで、「より良い未来」の実現につなげていきます。
* ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に関するDNPの取り組みについて
https://www.dnp.co.jp/sustainability/society/human-rights/diversity-inclusion/index.html
※記載内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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