株式会社ネクストトゥエンティワン JACKROAD&BETTY メンズ時計店ジャックロード様
本人確認の標準化でトラブル回避!ブランド品買取窓口の工数削減
ID確認システムPROは、本人確認業務において、身分証明書の有効性・真正性のチェックをサポートするシステムです。
今回、本製品を導入したことで、身分証明書のチェック基準について標準化を実現し、本人確認業務の負担を軽減した株式会社ネクストトゥエンティワンJACKROAD&BETTY 阿部様にお話を伺いました。
(2025年4月16日取材)
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本製品に関する質問、オンラインデモ希望などお気軽にお問合わせください。
※個人の方のお問合わせはご遠慮ください。 -
資料内に各身分証ごとの特徴などについて記載しています。(PDF:22ページ)
概要
事例概要
株式会社ネクストトゥエンティワン JACKROAD&BETTY(以下、JACKROAD&BETTY)様は、中野ブロードウェイに実店舗を構える、時計・ジュエリー・バッグ等のブランド商品販売、買取りを行う企業です。古物営業法のもと、商品買取の際は身分証明書をチェックし本人確認を行っていますが、チェック基準が明確化しにくいため確認に時間がかかってしまったり、お客様とのトラブル発生が懸念されるため心理的負担が大きいものでした。
ID確認システムPROを導入したことで身分証明書のチェック基準について標準化し、窓口担当者の手間と心理的負担を軽減することができました。
お客様概要
社名 | 株式会社ネクストトゥエンティワン JACKROAD&BETTY メンズ時計店ジャックロード |
事業内容 | 時計・ジュエリー・バッグ等のブランド商品(新品・中古・ヴィンテージ)の店頭 / 通信販売、中古品の買取り業務 |
従業員数 | 約125人(2024年時点) |
店舗数 | 3店舗 |
URL | https://www.jackroad.co.jp/shop/default.aspx(外部サイト) |
外観 |
店長 阿部 賢一様 |
主な課題と成果
課題
明確な基準を設けることが難しく、窓口対応者によって判断技術にばらつきがある
券面の厚み、有効期限、住所など複合的要素で判断
怪しいと感じた場合は他のスタッフとダブルチェック
提示された身分証に怪しい点があっても、
明確なチェック基準のもと断定して伝えられず、
トラブル発生が懸念
成果
システム判定によって、本人確認の基準や運用を標準化
目視チェックではカバーできていなかった、
ICチップの読取でより正確性も向上
有効期限の目視チェックや身分証のコピー作業をカット
ダブルチェックが不要に
システムによる判定補助によって、明確な基準の
もと判断できるようになり、顧客へ自信を持って
回答できる
導入した製品
ID確認システムPRO
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株式会社DNPアイディーシステムのID確認システムPROは、本人確認業務において、身分証明書の有効性・真正性のチェックをサポートするシステムです。スキャナーとICリーダーが一体になった専用ハードウエアで身分証明書の券面のスキャンとICデータの読取りを行い、その読取り結果を用いてアプリケーション上で真贋判定を行います。店舗の卓上に設置できるサイズで、最大A6サイズまでスキャン可能です。
導入背景は「犯罪に係る品物を持ち込まれるリスクと、身分証確認の重要さ」
JACKROAD&BETTY様では、時計・ジュエリー・バッグ等のブランド商品の販売ならびに中古・ヴィンテージの買取を行っており、毎日多くの商品を販売、持ち込まれています。古物を正しく扱うために、買取の際は古物の状態確認だけでなく取引相手の本人確認や取引記録の作成が義務付けられています。
古物営業法で買取時の本人確認が義務化
本人確認では、取引相手の氏名・年齢と住所、職業を確認する必要があります。
対面の場合、身分証明書(運転免許証やマイナンバーカード、在留カードパスポートなど)の提示を受けるなどの方法で本人確認を行います。
上記内容は「取引相手に対する本人確認義務(古物営業法第15条第1項)」で定められています。
買い取った中古品が盗品や遺失物と発覚した場合、買取店は被害者に対して一定期間無償で返還・返金する義務があり 、古物商はリスクを抱えています。不正な商品を流通させないことはもちろんのこと、企業の損失を回避するためにも、持ち込まれた商品と身分証明書(本人確認書類)の両方の真贋をしっかり見抜くことが重要です。
課題は「本人確認のチェック基準があいまいなため、手間と心理的負担が大きいこと」
課題① 身分証明書のチェック基準のばらつきと正確性の担保
JACKROAD&BETTYでは窓口対応者が本人確認の対応を行っていました。しかし、目視でのチェックでは対応者によって判断の個人差が出てしまい、チェック基準にばらつきがあるため、判断の正確性を保つことが困難でした。
課題② 判断スピード
身分証明書を目視確認する際は、以下の項目を確認することが多いです。
・券面の厚み
・印字品質(文字や罫線のカスレ、にじみ)
・有効期限
・住所(提出書類と照合) …など
上記の項目を確認して複合的に判断するため、ひと目見ただけではわからずどうしても時間がかかります。本人確認は毎日数十件行っており、怪しいと感じた場合は他のスタッフとダブルチェックを行うため、余計な工数が発生していました。
課題③ 判断に対する心理的負担
買取時、買取伝票と身分証明書のコピーを取るためにバックヤードへ戻ります。買取伝票に記載されている住所との照合やその他細かい確認など、対面時に実施しにくい細かな確認はバックヤードに戻った際に行い、身分証に怪しい要素がないか判断します。しかし明確なチェック基準がないと、提示された身分証明書に怪しい点があっても断定して伝えられず、トラブル発生が懸念される運用でした。目視確認は、作業の手間だけでなく従業員の心理的負担も大きいものでした。
買取時のフロー |
導入の決め手
判定できる身分証明書の種類の豊富さと、チェック後にそのまま真贋結果を印刷できる点です。基本は運転免許証を提示されることが多いですが、最近はマイナンバーカード等も提示される機会が増えたため、さまざまな書式に対応していることはメリットのひとつでした。
対応する本人確認書類(6種類) |
確認結果出力イメージ(帳票) |
導入の効果
効果① 標準化と正確性の向上
目視チェックだけではなくシステム判定を加えたことによって、窓口対応者の技量によってチェック基準にばらつきがあった本人確認業務を標準化できました。また、今まで目視チェックでは対応できていなかった、ICチップ部分の読取りも行うことでより正確性も高まりました。
効果② 判断スピードアップ、工数削減
ID確認システムPROは、券面画像とICチップ内の情報を表示することで、偽造された身分証ではないかスムーズに確認することができます。有効期限が切れていないか、券面に異常がないか判定をサポートします。今まで目視で時間がかかっていた有効期限のチェックや、コピー作業がカットされるため、判断時間の短縮と工数削減ができました。また、他の従業員とのダブルチェックが不要になり、複数人で対応していた作業がひとりで済むようになりました。
効果③ 心理的負担の軽減
システムによる判定補助によって明確な基準のもと判断できるようになったことで、顧客へ自信を持って回答ができるようになりました。トラブルの種になるような要素を排除することにより、従業員が抱えていた本人確認に対する心理的な負担を軽減させることに繋がり、より円滑な接客対応が行えるようになりました。
ID確認システムPRO設置場所(バックヤード) |
今後の展望
本人確認業務の効率化を図れたため、今後は販売管理システム(顧客管理)とのデータ連携・管理・保管を検討しています。
ID確認システムPROは、判定結果及びIC読取情報をCSVファイルで出力することができます。そのCSVファイルを販売管理システムに連携することで本人確認業務だけでなく、買取業務全体の効率化を図れると期待しています。
製品の企画・販売元
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本製品に関する質問、オンラインデモ希望などお気軽にお問合わせください。
※個人の方のお問合わせはご遠慮ください。 -
資料内に各身分証ごとの特徴などについて記載しています。(PDF:22ページ)