市谷の杜

  • DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

“市谷の杜”
見どころマップ

新宿区と千代田区の境界に位置しオフィス街と学生街、高級住宅街が共存する街「市谷」。
その都市に現れた企業緑地「市谷の杜」。
いまでは地域の方々の憩いの場としても親しまれている「市谷の杜」は、
どのように生まれ、どのように育まれてきたのでしょうか。これまでの歩みを見ていきましょう。

土の秘密を見てみよう!

①人工地盤上の緑地の場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

①人工地盤上の緑地

樹木がしっかりと根を張れる土壌をつくるため、土の被り厚を1.5m以上確保。土の重さに耐えられるように土壌の底はしっかりと強度を確保し、雨水が排水できる措置をしています。

しっかりと強度を確保した人工地盤上の緑地

はるか昔にお手本があった?!

②武蔵野の雑木林を再現の場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

②武蔵野の雑木林を再現

2015年には、20種以上の高木、70種以上の低木、下草など地域固有の在来種を選び、自然界と同様の起伏に合わせて植栽しました。現在(2024年3月)まで、平均すると8年間で約1.3m樹高が伸びており、最大で4m伸びた木も。

武蔵野の雑木林を再現した市谷の杜の遊歩道

地域固有の在来種で武蔵野の雑木林を再現

見通し良好!ここはTOKYO!

③見通しの良い散策路の場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

③見通しの良い散策路

近隣住民の憩いの場や、近隣保育園の児童たちの散歩コースとなっています。人の通行が多い場所は見通しや安全性の確保が重要であるため、視界を遮る高さの“葉張り”は避けています。

安心して利用できる見通しの良い散策路

植えていないのに生えてきた!!

④自生したクサギの場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

④自生したクサギ

DNPが植栽していないクサギが自生し、2022年夏に初めて開花しました。このほか、タラノキやフキノトウの自生も確認できています。

ここの土が好きなん
ですよね~

クサギ

  • フキノトウ

  • タラの木

爽やかな緑でお出迎え

⑤コナラの場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

⑤コナラ

来訪者が往来するエントランス付近には、爽やかで明るいコナラ林を配置。春先の新緑が見どころです。

爽やかで明るいコナラ林

こだわっているのよ草も見て!

⑥ススキの場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

⑥ススキ

DNP市谷加賀町第2ビルの正面ほか、いくつかのエリアに、武蔵野の森を再現する重要な種の一つ、ススキを配しています。

秋は紅葉とススキが
とてもきれいなので
お散歩でぜひ!

武蔵野の森を表現するススキ

わたしのおうちは一等地!

⑦野鳥の営巣の場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

⑦野鳥の営巣

敷地内の複数の場所でヒヨドリやキジバト、ドバトなどが営巣しており、この地で羽化した雛鳥が確認されています。

野鳥の営巣

カワラヒワ

肥料になって支えるからね

⑧緑地から排出されたものは緑地に返すの場所を示す、DNP本社ビルと市谷の杜のイラスト

⑧緑地から排出されたものは緑地に返す

落ち葉や小枝は緑地内に乱積みし、舗装面から集めたものはコンポスト(堆肥をつくる容器)に集積。緑地内の植物サイクルの形成をめざしています。

コーポレート総務部の
メンバーが杜を支えて
います

落ち葉や小枝が溜まったコンポスト

市谷の杜

住所
〒162-0062 東京都新宿区
市谷加賀町1丁目
アクセス
東京メトロ 南北線・有楽町線
市ケ谷駅 徒歩10分
JR市ケ谷駅より 徒歩15分

時計台で
お待ちしています

杜の中の小さな工場。
活版印刷の現場を再現しました。

市谷の杜 本と活字館

「市谷の杜 本と活字館」は、市谷地区再開発プロジェクトの一環として2021年2月に誕生しました。
コンセプトは「リアルファクトリー」。

DNPの前身である秀英舎は、明治9(1876年)年に新聞社が多く集まる銀座で創業しました。創業から10年後、創業者の佐久間貞一とその義兄である保田久成の住む市谷に工場を増設します。

大日本印刷市谷工場を復元した市谷の杜 本と活字館の正面玄関

印刷や本づくりをテーマにした企画展を開催するスペース

大日本印刷市谷工場の象徴、「時計台」を復元した建物

その後DNPは、印刷技術を核に事業領域を大きくひろげていきますが、ここ市谷の地では、ずっと本を作り続けてきました。(新宿区の地場産業のひとつが「印刷」ですが、それはDNPがこの地にあったため、と言われています。)

市谷再開発計画が決定し、工場再編のために大型の印刷機が郊外に移転することになりました。一方で、再開発後には、一般の方が入れる公開空地(市谷の杜)と文化施設を作ることが条件として示されていました。

空襲の激しかった新宿区には戦前の建物が少ない、ということもあり、私たちは「時計台」の愛称で親しまれ、1926(大正15)年から今日まで使われてきた建物を創建当時の姿に復元して、文化施設「市谷の杜 本と活字館」として一般に公開することにしました。

営業所棟として建てられたこの建物の意匠は、分離派の特徴をあらわしています。内装は、創建当時の写真をもとに復元しました。
館内には、活字を拾い、組版をつくり、印刷して、製本する職人が在中していて、作業の様子をご覧いただくことができます。

ご来館いただく皆さまののどを潤すカフェスタンドもあります。気持ちいい中庭で杜の緑を眺めながら、お茶を一杯どうぞ。

活版印刷の組版

カフェでホッと一息
どうですか?

ご来館いただく皆さまののどを潤すカフェスタンド。定番のコーヒーだけでなく、日本茶、季節のドリンクも提供いたします。

市谷の杜 本と活字館

住所
〒162-8001 東京都
新宿区市谷加賀町
1丁目1−1
営業時間
10:00~18:00
電話
03-6386-0555
開館時間
10:00~18:00
休館
月曜・火曜(祝日の場合
は開館)、年末年始
アクセス
東京メトロ 南北線・有楽
町線 市ケ谷駅 徒歩10分
JR市ケ谷駅より 
徒歩15分

一緒に考えて
みませんか?

心がわくわく踊るような、すてきな未来を。

DNP PLAZA

DNPプラザは、みなさんの「声」に耳を傾けながら未来をもっと便利に、快適にする製品やサービスをいっしょに考え、カタチにしていくDNPの施設です。

日常の中でふと感じる、疑問やモヤモヤが「未来のあたりまえ」をつくり出す、私たちの原動力。みんなの“わいわい”を、未来の“わくわく”に。どなたでもご入館いただける施設ですので、ぜひ、お気軽にお越しください。

DNP市谷田町ビルのDNP PLAZA

実験書店「外濠書店」

外濠書店は、より多くの方に本に興味を持ってもらうため、今までにない「本との出合い方」を提供する実験書店です。

外濠書店は、より多くの方に本に興味を持ってもらうため、今までにない「本との出合い方」を提供する実験書店です。

本を読むのが好きな人、本をあまり読まない人、仕事のために本を読む人、本との向き合い方は人それぞれ。この書店でぜひ本を手に取ってもらい、本にはたくさんの選択肢があることを知ってもらいたいと考えています。

問いカフェ

どなたでも気軽にご利用いただけるDNPプラザのカフェです。
カフェ内には、よりよい未来を考えるための仕掛けもご用意。
ふと浮かんだ疑問やモヤモヤをふせんに書いたり、ヒントになりそうな本を集めた書籍コーナー「みんなの『問い』文庫」の本を自席で読んだり。コーヒーや軽食を楽しみながら、さまざまな使い方でお過ごしください。

疑問はここで解決
しましょう!

問カフェはどなたでも気軽にご利用いただけるDNPプラザのカフェです。

自由に参加できる地域の交流会「いちがや喫茶部」

DNP PLAZA

住所
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1丁目14−1
DNP市谷田町ビル
電話
080-2388-5523
開館時間
10:00~20:00
休館
日曜日、年末年始、施設点検日
アクセス
東京メトロ 南北線・有楽町線 市ケ谷駅 徒歩1分
JR市ケ谷駅より 徒歩5分

人と自然が共生し、
“未来のあたりまえ”をつくる。

人びとの手で生まれた、
都市における
新しい森づくり

多彩な人びとが集い
“価値のタネ”が芽生える