マテリアリティ
DNPがめざす「より良い未来」の実現に向け、マテリアリティを特定しました。
DNPがめざす「より良い未来」
DNPグループは、企業理念に基づき、サステナブルな経営の考え方として「持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らし」の実現をめざしており、自らが主体となって「より良い未来」をつくり出すための事業活動を展開しています。
2024年3月、「より良い未来」としてめざす、それぞれ相互関係にある「4つの社会」の実現に向けて、2030 - 35年を見据えて、DNPが何をすべきか、どのような価値をつくり出していくのかを具体化することで、DNPが社会とともに成長し続けるために重要なこととしてのマテリアリティを特定しました。
DNPグループは常に長期を見据え、 企業理念に基づき、自らが「より良い未来」を つくり出すための事業活動を展開します。 DNPだからこそ実現可能な「4つの社会」と、 そのために優先的に解決する重要課題 「マテリアリティ」を明確にし、 人と社会をつなぐ新しい価値の創出に 挑戦し続けます。

マテリアリティの特定プロセス
「環境・社会・経済」関連の社会課題やメガトレンド等を網羅的に把握し、DNPが事業活動を行う上での中・長期的なリスク(変動要素)の特定・評価、DNPと社会・ステークホルダーにとって重要性の高い社会課題の特定と優先順位付けを行っています。
「より良い未来」と「マテリアリティ」
安全・安心かつ健康に心豊かに暮らせる社会
マテリアリティ
自ら変化を生み出し、変化に柔軟に対応することで、環境・社会・経済の持続可能性を高めていきます。

創出価値の優先項目
- 心豊かな暮らしを実現する社会環境の整備
- 安全・安心を支える社会・情報基盤の構築
快適にコミュニケーションができる社会
マテリアリティ
リアルとデジタルをつなぐことで、 得られる体験価値の質を高めるとともに、人々の活動の機会を拡げていきます。

創出価値の優先項目
- 一人ひとりに最適化された情報の提供
- 次世代技術と連携した体験の拡張
人が互いに尊重し合う社会
マテリアリティ
相互に理解を深め、認め合うことで、 誰もがいきいきと活躍できる場をつくっていきます。

創出価値の優先項目
- 誰もが参画できる機会の創出
- グローバルに開かれた情報アクセシビリティの確保
経済成長と地球環境が両立する社会
マテリアリティ
環境保全・環境負荷の低減に取り組むことで、ネイチャーポジティブなバリューチェーンを実現していきます。

創出価値の優先項目
- 利便性と環境配慮を両立する仕組みの構築
- 資源の有効活用による持続可能な経済成長の支援
マテリアリティに基づく事業活動(目標と実績)
中期経営計画における「事業戦略」「財務戦略」「非財務戦略」に沿った取り組みを推進し、新しい価値の創出と経営基盤の強化により、DNPグループの持続的な成長を図っていきます。
価値の創出
DNPは、中期経営計画における事業戦略に沿って、中長期にわたって強みを発揮できる事業ポートフォリオの構築を進めています。また、市場成長が見込まれ、DNPの強みを活かせる領域を中心に、積極的な投資を進め、事業領域の拡張と業績の向上に努めていきます。

経営基盤の強化
DNPは、持続的な成長を支える基盤として、「人的資本ポリシー」に基づく人への投資の拡大による「人的資本の強化」、DNP独自の強みと社外との連携を活かした「知的資本の強化」、脱炭素社会・循環型社会・自然共生社会 の実現に向けた「環境への取り組み」を進めています。

人的資本の強化
知的資本の強化
環境への取り組み
リスクマネジメントの徹底
DNPが事業活動を継続していくためには、法令を遵守することはもとより、全社員が社会倫理に基づいた誠実な行動をとることが重要であると考えています。これらの社員の行動のあり方を定めた「DNPグループ行動規範」 を基本とする当社の視点と、国際規範をはじめとする社会全体の視点の両面から重要性を分析し、「公正な事業慣行」「人権・労働」「環境」「責任ある調達」「製品・サービスの安全性と品質」「情報セキュリティ」「企業市民」を重点テーマとし、サプライチェーン全体を通じたリスクマネジメントの徹底を図っています。
統合報告書(PDF版)では、各事業部門の主な戦略を含む、「より良い未来」の実現に向けたDNPの取り組みを紹介しています。

